| 「百人一首」で知る日本の伝統文化。百人一首を様々な形で楽しめる。京都嵐山にある「小倉百人一首」をテーマにした体験型学習施設「時雨殿」。「時雨殿」で触れることができるかるた勝負や、百人一首の技を鍛えることができるミニゲームなど、DSならではの機能で伝統文化の魅力を堪能することができます。また、タッチペンで調べる京都案内も収録しています。 |
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| 名前 | 上の句 | 下の句 | よみ | |
| 1 | 天智天皇(てんじてんのう) | 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ | わが衣手は 露にぬれつつ | あきのたの かりおのいおの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ |
| 2 | 持統天皇(じとうてんのう) | 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の | 衣ほすてふ 天の香具山 | はるすぎて なつきにけらし しろたえの ころもほすちょう あまのかぐやま |
| 3 | 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ) | あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の | ながながし夜を ひとりかも寝む | あしびきの やまどりのおの しだりおの ながながしよを ひとりかもねん |
| 4 | 山部赤人(やまべのあかひと) | 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の | 富士の高嶺に 雪は降りつつ | たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ |
| 5 | 猿丸大夫(さるまるだゆう) | 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の | 声聞く時ぞ 秋は悲しき | おくやまに もみじふみわけ なくしかの こえきくときぞ あきはかなしき |
| 6 | 中納言家持(ちゅうなごんやかもち) | かささぎの 渡せる橋に 置く霜の | 白きを見れば 夜ぞふけにける | かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける |
| 7 | 阿部仲麻呂(あべのなかまろ) | 天の原 ふりさけ見れば 春日なる | 三笠の山に 出でし月かも | あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも |
| 8 | 喜撰法師(きせんほうし) | わが庵は 都のたつみ しかぞ住む | 世をうぢ山と 人はいふなり | わがいおは みやこのたつみ しかぞすむ よをうじやまと ひとはいうなり |
| 9 | 小野小町(おののこまち) | 花の色は 移りにけりな いたづらに | わが身世にふる ながめせし間に | はなのいろは うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに |
| 10 | 蝉丸(せみまる) | これやこの 行くも帰るも 別れては | 知るも知らぬも あふ坂の関 | これやこの ゆくもかえるも わかれては しるもしらぬも おうさかのせき |
| 11 | 小野篁(おののたかむら) | わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと | 人には告げよ あまのつり舟 | わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね |
| 12 | 遍昭(照)(へんじょう) | 天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ | 乙女の姿 しばしとどめむ | あまつかぜ くものかよいじ ふきとじよ おとめのすがた しばしとどめん |
| 13 | 陽成院(ようぜいいん) | 筑波嶺の みねより落つる みなの川 | 恋ぞつもりて 淵となりぬる | つくばねの みねよりおつる みなのがわ こいぞつもりて ふちとなりぬる |
| 14 | 河原左大臣(かわらのさだいじん) | 陸奥の しのぶ もぢずり 誰ゆゑに | 乱れそめにし 我ならなくに | みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに |
| 15 | 光孝天皇(こうこうてんのう) | 君がため 春の野に出でて 若菜つむ | わが衣手に 雪は降りつつ | きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ |
| 16 | 中納言行平(ちゅうなごんゆきひら) | 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる | まつとし聞かば 今帰り来む | たちわかれ いなばのやまの みねにおうる まつとしきかば いまかえりこん |
| 17 | 在原業平(ありわらのなりひら) | ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 | からくれなゐに 水くくるとは | ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは |
| 18 | 藤原敏行(ふじわらのとしゆき) | 住の江の 岸に寄る波 よるさへや | 夢の通ひ路 人目よくらむ | すみのえの きしによるなみ よるさえや ゆめのかよいじ ひとめよくらん |
| 19 | 伊勢(いせ) | 難波潟 短き蘆の ふしの間も | 逢はでこの世を 過ぐしてよとや | なにわがた みじかきあしの ふしのまも あわでこのよを すぐしてよとや |
| 20 | 元良親王(もとよししんのう) | わびぬれば 今はた同じ 難波なる | みをつくしても 逢はむとぞ思ふ | わびぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あわんとぞおもう |
| 21 | 素性法師(そせいほうし) | 今来むと いひしばかりに 長月の | 有明の月を 待ち出でつるかな | いまこんと いいしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな |
| 22 | 文屋康秀(ふんやのやすひで) | 吹くからに 秋の草木の しをるれば | むべ山風を あらしといふらむ | ふくからに あきのくさきの しおるれば むべやまかぜを あらしというらん |
| 23 | 大江千里(おおえのちさと) | 月見れば 千々に物こそ 悲しけれ | わが身ひとつの 秋にはあらねど | つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど |
| 24 | 菅家(かんけ) | このたびは 幣も取りあへず 手向山 | 紅葉 の錦神のまにまに | このたびは ぬさもとりあえず たむけやま もみじのにしき かみのまにまに |
| 25 | 藤原定方(ふじわらのさだかた) | 名にし負はば あふ坂山の さねかづら | 人に知られで くるよしもがな | なにしおわば おうさかやまの さねかずら ひとにしられで くるよしもがな |
| 26 | 藤原忠平(ふじわらのただひら) | 小倉山 みねのもみぢ葉 心あらば | 今ひとたびの みゆき待たなむ | おぐらやま みねのもみじば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなん |
| 27 | 藤原兼輔(ふじわらのかねすけ) | みかの原 わきて流るる いづみ川 | いつみきとてか 恋しかるらむ | みかのはら わきてながるる いずみがわ いつみきとてか こいしかるらん |
| 28 | 源宗于(みなもとのむねゆき) | 山里は 冬ぞさびしさ まさりける | 人目も草も かれぬと思へば | やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもえば |
| 29 | 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) | 心あてに 折らばや折らむ 初霜の | 置きまどはせる 白菊の花 | こころあてに おらばやおらん はつしもの おきまどわせる しらぎくのはな |
| 30 | 壬生忠岑(みぶのただみね) | 有明の つれなく見えし 別れより | 暁ばかり 憂きものはなし | ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし |
| 31 | 坂上是則(さかのうえのこれのり) | 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに | 吉野の里に 降れる白雪 | あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき |
| 32 | 春道列樹(はるみちのつらき) | 山川に 風のかけたる しがらみは | 流れもあへぬ 紅葉なりけり | やまがわに かぜのかけたる しがらみは ながれもあえぬ もみじなりけり |
| 33 | 紀友則(きのとものり) | ひさかたの 光のどけき 春の日に | しづこころなく 花の散るらむ | ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずこころなく はなのちるらん |
| 34 | 藤原興風(ふじわらのおきかぜ) | 誰をかも 知る人にせむ 高砂の | 松も昔の 友ならなくに | たれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしの ともならなくに |
| 35 | 紀貫之(きのつらゆき) | 人はいさ 心も知らず ふるさとは | 花ぞ昔の 香ににほひける | ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににおいける |
| 36 | 清原深養父(きよはらのふかやぶ) | 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを | 雲のいづこに 月宿るらむ | なつのよは まだよいながら あけぬるを くものいずこに つきやどるらん |
| 37 | 文屋朝康(ふんやのあさやす) | 白露に 風の吹きしく 秋の野は | つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける | しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける |
| 38 | 右近(うこん) | 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし | 人の命の 惜しくもあるかな | わすらるる みをばおもわず ちかいてし ひとのいのちの おしくもあるかな |
| 39 | 源等(みなもとのひとし) | 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど | あまりてなどか 人の恋しき | あさじうの おののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこいしき |
| 40 | 平兼盛(たいらのかねもり) | 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は | 物や思ふと 人の問ふまで | しのぶれど いろにいでにけり わがこいは ものやおもうと ひとのとうまで |
| 41 | 壬生忠見(みぶのただみ) | 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり | 人知れずこそ 思ひそめしか | こいすちょう わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもいそめしか |
| 42 | 清原元輔(きよはらのもとすけ) | 契りきな かたみに袖を しぼりつつ | 末の松山 波越さじとは | ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すえのまつやま なみこさじとは |
| 43 | 権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ) | 逢ひ見ての 後の心に くらぶれば | 昔は物を 思はざりけり | あいみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもわざりけり |
| 44 | 藤原朝忠(ふじわらのあさただ) | 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに | 人をも身をも 恨みざらまし | あふことの たえてしなくば なかなかに ひとをもみをも うらみざらまし |
| 45 | 藤原伊尹(ふじわらのこれまさ) | あはれとも いふべき人は 思ほえで | 身のいたづらに なりぬべきかな | あわれとも いうべきひとは おもおえで みのいたずらに なりぬべきかな |
| 46 | 曽禰好忠(そねのよしただ) | 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え | ゆくへも知らぬ 恋の道かな | ゆらのとを わたるふなびと かじをたえ ゆくえもしらぬ こいのみちかな |
| 47 | 恵慶法師(えぎょうほうし) | 八重葎 しげれる宿の さびしきに | 人こそ見えね 秋は来にけり | やえむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり |
| 48 | 源重之(みなもとのしげゆき) | 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ | 砕けて物を 思ふころかな | かぜをいたみ いわうつなみの おのれのみ くだけてものを おもうころかな |
| 49 | 大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ) | 御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え | 昼は消えつつ 物をこそ思へ | みかきもり えじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもえ |
| 50 | 藤原義孝(ふじわらのよしたか) | 君がため 惜しからざりし 命さへ | 長くもがなと 思ひけるかな | きみがため おしからざりし いのちさえ ながくもがなと おもいぬるかな |
| 51 | 藤原実方(ふじわらのさねかた) | かくとだに えやは伊吹の さしも草 | さしも知らじな 燃ゆる思ひを | かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもいを |
| 52 | 藤原道信(ふじわらのみちのぶ) | 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら | なほ恨めしき 朝ぼらけかな | あけぬれば くるるものとは しりながら なおうらめしき あさぼらけかな |
| 53 | 右大将道綱母(うだいしょうみちつなのはは) | 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は | いかに久しき ものとかは知る | なげきつつ ひとりぬるよの あくるまは いかにひさしき ものとかはしる |
| 54 | 儀同三司母(ぎどうさんしのはは) | 忘れじの 行く末までは かたければ | けふを限りの 命ともがな | わすれじの ゆくすえまでは かたければ きょうをかぎりの いのちともがな |
| 55 | 藤原公任(ふじわらのきんとう) | 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど | 名こそ流れて なほ聞こえけれ | たきのおとは たえてひさしく なりぬれど なこそながれて なおきこえけれ |
| 56 | 和泉式部(いずみしきぶ) | あらざらむ この世のほかの 思ひ出に | いまひとたびの 逢ふこともがな | あらざらん このよのほかの おもいでに いまひとたびの おうこともがな |
| 57 | 紫式部(むらさきしきぶ) | めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に | 雲隠れにし 夜半の月かな | めぐりあいて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よわのつきかな |
| 58 | 大弐三位(だいにのさんみ) | 有馬山 猪名の笹原 風吹けば | いでそよ人を 忘れやはする | ありまやま いなのささはら かぜふけば いでそよひとを わすれやはする |
| 59 | 赤染衛門(あかぞめえもん) | やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて | かたぶくまでの 月を見しかな | やすらわで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな |
| 60 | 小式部内侍(こしきぶのないし) | 大江山 いくのの道の 遠ければ | まだふみもみず 天の橋立 | おおえやま いくののみちの とおければ まだふみもみず あまのはしだて |
| 61 | 伊勢大輔(いせのたいふ) | いにしへの 奈良の都の 八重桜 | けふ九重に にほひぬるかな | いにしえの ならのみやこの やえざくら きょうここのえに においぬるかな |
| 62 | 清少納言(せいしょうなごん) | 夜をこめて 鶏の空音は はかるとも | よにあふ坂の 関はゆるさじ | よをこめて とりのそらねは はかるとも よにおうさかの せきはゆるさじ |
| 63 | 藤原道雅(ふじわらのみちまさ) | 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを | 人づてならで いふよしもがな | いまはただ おもいたえなん とばかりを ひとづてならで いうよしもがな |
| 64 | 藤原定頼(ふじわらのさだより) | 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに | あらはれわたる 瀬々の網代木 | あさぼらけ うじのかわぎり たえだえに あらわれわたる せぜのあじろぎ |
| 65 | 相模(さがみ) | 恨みわび 乾さぬ袖だに あるものを | 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ | うらみわび ほさぬそでだに あるものを こいにくちなん なこそおしけれ |
| 66 | 行尊(ぎょうそん) | もろともに あはれと思へ 山桜 | 花よりほかに 知る人もなし | もろともに あわれとおもえ やまざくら はなよりほかに しるひともなし |
| 67 | 周防内侍(すおうのないし) | 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に | かひなく立たむ 名こそ惜しけれ | はるのよの ゆめばかりなる たまくらに かいなくたたん なこそおしけれ |
| 68 | 三条院(さんじょういん) | 心にも あらでうき世に ながらへば | 恋しかるべき 夜半の月かな | こころにも あらでうきよに ながらえば こいしかるべき よわのつきかな |
| 69 | 能因法師(のういんほうし) | あらし吹く 三室の山の もみぢ葉は | 竜田の川の 錦なりけり | あらしふく みむろのやまの もみじばは たつたのかわの にしきなりけり |
| 70 | 良暹法師(りょうぜんほうし) | さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば | いづこも同じ 秋の夕暮 | さびしさに やどをたちいでて ながむれば いずこもおなじ あきのゆうぐれ |
| 71 | 源経信(みなもとのつねのぶ) | 夕されば 門田の稲葉 おとづれて | 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く | ゆうされば かどたのいなば おとずれて あしのまろやに あきかぜぞふく |
| 72 | 祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけのきい) | 音に聞く 高師の浜の あだ波は | かけじや袖の ぬれもこそすれ | おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ |
| 73 | 大江匡房(おおえのまさふさ) | 高砂の 尾上の桜 咲きにけり | 外山の霞 立たずもあらなむ | たかさごの おのえのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなん |
| 74 | 源俊頼(みなもとのとしより) | 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ | はげしかれとは 祈らぬものを | うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを |
| 75 | 藤原基俊(ふじわらのもととし) | 契りおきし させもが露を 命にて | あはれ今年の 秋もいぬめり | ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あわれことしの あきもいぬめり |
| 76 | 藤原忠通(ふじわらのただみち) | わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの | 雲ゐにまがふ 沖つ白波 | わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもいにまごう おきつしらなみ |
| 77 | 崇徳院(すとくいん) | 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の | われても末に 逢はむとぞ思ふ | せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわんとぞおもう |
| 78 | 源兼昌(みなもとのかねまさ) | 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に | いく夜ねざめぬ 須磨の関守 | あわじしま かようちどりの なくこえに いくよねざめぬ すまのせきもり |
| 79 | 藤原顕輔(ふじわらあきすけ) | 秋風に たなびく雲の 絶え間より | もれ出づる月の 影のさやけさ | あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいずるつきの かげのさやけさ |
| 80 | 待賢門院堀河(たいけんもんいんのほりかわ) | 長からむ 心も知らず 黒髪の | 乱れて今朝は 物をこそ思へ | ながからん こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもえ |
| 81 | 藤原実定(ふじわらのさねさだ) | ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば | ただ有明の 月ぞ残れる | ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる |
| 82 | 道因法師(どういんほうし) | 思ひわび さても命は あるものを | 憂きに堪へぬは 涙なりけり | おもいわび さてもいのちは あるものを うきにたえぬは なみだなりけり |
| 83 | 藤原俊成(ふじわらのとしなり) | 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る | 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる | よのなかよ みちこそなけれ おもいいる やまのおくにも しかぞなくなる |
| 84 | 藤原清輔(ふじわらのきよすけ) | ながらへば またこの頃や しのばれむ | 憂しと見し世ぞ 今は恋しき | ながらえば またこのごろや しのばれん うしとみしよぞ いまはこいしき |
| 85 | 俊恵法師(しゅんえほうし) | 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで | 閨のひまさへ つれなかりけり | よもすがら ものおもうころは あけやらで ねやのひまさえ つれなかりけり |
| 86 | 西行法師(さいぎょうほうし) | 嘆けとて 月やは物を 思はする | かこち顔なる わが涙かな | なげけとて つきやはものを おもわする かこちがおなる わがなみだかな |
| 87 | 寂蓮法師(じゃくれんほうし) | 村雨の 露もまだひぬ 槙の葉に | 霧たちのぼる 秋の夕暮 | むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆうぐれ |
| 88 | 皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう) | 難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ | みをつくしてや 恋ひわたるべき | なにわえの あしのかりねの ひとよゆえ みをつくしてや こいわたるべき |
| 89 | 式子内親王(しょくしないしんのう) | 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば | 忍ぶることの 弱りもぞする | たまのおよ たえなばたえね ながらえば しのぶることの よわりもぞする |
| 90 | 殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ) | 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも | 濡れにぞ濡れし 色はかはらず | みせばやな おじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかわらず |
| 91 | 藤原良経(ふじわらのよしつね) | きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに | 衣かたしき ひとりかも寝む | きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねん |
| 92 | 二条院讃岐(にじょういんのさぬき) | わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の | 人こそ知らね 乾く間もなし | わがそでは しおひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かわくまもなし |
| 93 | 源実朝(みなもとのさねとも) | 世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ | あまの小舟の 綱手かなしも | よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのおぶねの つなでかなしも |
| 94 | 藤原雅経(ふじわらのまさつね) | み吉野の 山の秋風 小夜ふけて | ふるさと寒く 衣うつなり | みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり |
| 95 | 慈円(じえん) | おほけなく うき世の民に おほふかな | わがたつ杣に 墨染の袖 | おおけなく うきよのたみに おおうかな わがたつそまに すみぞめのそで |
| 96 | 藤原公経(ふじわらのきんつね) | 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで | ふりゆくものは わが身なりけり | はなさそう あらしのにわの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり |
| 97 | 藤原定家(ふじわらのていか) | 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに | 焼くや藻塩の 身もこがれつつ | こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎに やくやもしおの みもこがれつつ |
| 98 | 藤原家隆(ふじわらのいえたか) | 風そよぐ ならの小川の 夕暮は | みそぎぞ夏の しるしなりける | かぜそよぐ ならのおがわの ゆうぐれは みそぎぞなつの しるしなりける |
| 99 | 後鳥羽院(ごとばいん) | 人もをし 人もうらめし あぢきなく | 世を思ふゆゑに 物思ふ身は | ひともおし ひともうらめし あじきなく よをおもうゆえに ものおもうみは |
| 100 | 順徳院(じゅんとくいん) | ももしきや 古き軒端の しのぶにも | なほあまりある 昔なりけり | ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なおあまりある むかしなりけり |
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百人一首-20-藤原敏行(ふじわら の としゆき)
百人一首-20-藤原敏行(ふじわら の としゆき)
藤原敏行(ふじわら の としゆき、生年不詳 - 延喜7年(907年))は、平安時代初期の歌人、書家。没年は延喜元年(901年)説もある。
父は藤原富士麿(陸奥出羽按察使)、母は紀名虎の娘。妻は紀有常の娘(在原業平室の姉妹)。子に季方、有快、伊辛、伊衡、伊望など。藤原南家に生まれ、官位は従四位上右兵衛督に至った。三十六歌仙の一人で、家集に「敏行集」がある。書は三筆の一人であり、神護寺の国宝・梵鐘の銘文は敏行の書である。
『宇治拾遺物語』によれば、敏行は、多くの人から法華経の書写を依頼され、200部余りも書いたが、魚を食うなど、不浄の身のまま書写したので、地獄に落ちて苦しみを受けたという。
◆百人一首-20-藤原敏行(ふじわら の としゆき)
住の江の 岸に寄る波 よるさへや 後の句
藤原敏行(ふじわら の としゆき、生年不詳 - 延喜7年(907年))は、平安時代初期の歌人、書家。没年は延喜元年(901年)説もある。
父は藤原富士麿(陸奥出羽按察使)、母は紀名虎の娘。妻は紀有常の娘(在原業平室の姉妹)。子に季方、有快、伊辛、伊衡、伊望など。藤原南家に生まれ、官位は従四位上右兵衛督に至った。三十六歌仙の一人で、家集に「敏行集」がある。書は三筆の一人であり、神護寺の国宝・梵鐘の銘文は敏行の書である。
『宇治拾遺物語』によれば、敏行は、多くの人から法華経の書写を依頼され、200部余りも書いたが、魚を食うなど、不浄の身のまま書写したので、地獄に落ちて苦しみを受けたという。
◆百人一首-20-藤原敏行(ふじわら の としゆき)
住の江の 岸に寄る波 よるさへや 後の句